アメリカントラッド

アメリカントラッド

 

近頃思うのは、余計な考えや悩み、その他嫌な、興味もさほど無くとも嫌な情報が多すぎるということ。

 

これは誰しもきっとそうで、悩みを悩まない人や右から左の人は、それら考えを深く考えこまないから羨ましい。

 

徳のある人がきっとそうかもしれない。

 

余計な負担を感じないから全員に対して徳を行なえる。

 

私とは真逆です。

 

いや、逆を言えば好き嫌いがはっきりしているので、顧客作りという意味ではお客様商売に向いているのかもしれない。

 

そんな、しょうもなくもない、思いにふける秋の涼やかな日です。

 

 

 

 

さて、アメリカントラッド、略してアメトラです。

 

今話題の賀来賢人さんが、Brooks brothersのモデルで、いかにもなアメトラでしたので参考までに貼らせていただきます。

 

 

ボタンダウンシャツにレジメネクタイ、段返りでフタ付アウトポケットの紺ブレにオフホワイトのスラックス。

 

白×赤×紺のトリコロールが、ザ・アメトラを感じます。

 

ドロップの少ないゆったりなシルエットは着る人を選ばず、肩パットもナチュラルショルダー、パンツもゆとりを持たせたストレートでリラックスな雰囲気です。

 

アメリカのファッションは総じてゆったりなシルエットで構成されています。

 

身長も高い、肩幅もある、だから似合うのかとも思いますが、一度こんな育ちの良いスタイルで歩きたいものです。

 

 

 

 

国により人種により気候により、スーツの特徴は違います。

 

イタリアらしい軽やか色気が持ち味、体にフィットするスリムなMisura、

 

英国的で鎧をまとうかのような生地で3つ釦にチェンジポケットを代表するBespoke、

 

フランスは程よいサイジングの一見無特徴、しいて言えばフィッシュドマウスが多いCouture。

 

他にも香港や韓国は、特に現代的なクラシック要素を取り入れた注目のテーラード。

 

こういう文章、見てくれはよいはずでも、如何にも私らしくイケズな気持ちが表れています。

 

〇月〇日に、仕方なく、泣く泣くスーツが必要、これも「買わなければならない」という大事な動機です。

 

しかし本当にこれからも有り続けたい無為自然な気持ちは、その先の、服が好きだから誂える、ということです。

 

顧客様を中心に、個客様に感謝です。

 

 

 

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