バルカポケット

バルカポケット

ディティールを一つ変えるだけで服の表情は変わります。

 

今回は胸ポケット。

 

型紙を起こす際、胸ポケットの位置はまずバスト線を案内線とします。

 

胸の出方によってこのバスト線は上下しますが、鳩胸でない限り一般的に乳首上部が目安。

 

胸ポケットは付ける位置が上過ぎてもラペル(下衿)とのバランスが崩れ、下過ぎてもバストポイントが下に落ちて見え上半身は野暮ったくなります。

 

この辺りを工業CADでグレーディング(ポイント・サイズ調整)するのがいわゆるイージーオーダー。

 

 

今回は胸ポケットの中でも<バルカポケット>。

 

<箱型>が基本の胸ポケットですが、バルカは船底のようなカーブで付けられます。

 

直線的なポケットをあえてのカーブで立体的に、丸みを帯びさせたポケットに。

 

胸に沿わして付ける為柄合わせも難しく、曲線の好きなイタリアらしい仕様のポケットです。

 

実はこの胸ポケット、他社含め工場によって微妙に角度や型が違ってきます。

 

口の幅は基本A5サイズで10.5cm~11cm、箱の幅は2.5~2.8cm。

 

デザイン性云々ですが、規格サイズはどのメーカーでも守られていても、中には<バルカポケットもどき>もちらほら見えます。

仕様書にはバルカと記入、一見カーブになっているかと思いきや上部の線のみがカーブになっています。

 

まぁまぁ、これがカーブ、バルカ(船底型)、と言われたら言われたで間違ってはないのだろうが。

 

単に私の勝手な好みですが、、正式にはこっち。

 

縫い付ける線を直上カーブ、また上部の線も直上カーブ。これが正解。

 

どうでもいいんじゃないかと言われたら終いですが・・・。

 

ちなみにどの形状にするか迷った時!

 

ブリティッシュは箱型。もしくは船型。

 

クラシコはバルカ。もしくは船型。

 

あとはフィッターやカッター、工業CADの専門家にお任せください。

 

多くの専門家が手を加えている以上バランスはそう可笑しくなりません。

 

さて、来週末は学校にて学生接客ロールプレイングコンテストがあります。

 

載せていいものかどうか様子を見つつ、どんなだったかまた掲載いたします。

 

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