夏に何を着るべきか 3

夏に何を着るべきか 3

皆さんこんにちは。

今日も降ったり止んだりの空模様。気分もじめってしてくるようです。

 

夏に着用すべき服地のご紹介をしていますが、今日はブランド毎ではなく従来の天然繊維の良さか、機能性を付加した生地なのかを見ていきたいと思います。

 

比べるのは【FRATELLI TALLIA DI DELFINO】(フラッテリ タリア ディ デルフィノ)長いので以下DELFINOにしちゃいます。 ホントは名前って大事なんですが、カノニコなんかも簡単にしてるし、まぁご勘弁願います。

 

「DELFINO」の何が夏向きなのかというと、使われているモヘアという素材によります。

SUPER130’Sのウールに12%のキッドモヘアを加えています。勿論こちらが天然繊維ですね。

モヘアとは山羊の毛でウールとは異なります。(ウールは羊ですね)ウールと違ってその繊維はクリンプがあまりなく直毛です。いうなれば硬くて太い繊維です。硬くて太い繊維は実は糸にするのにウールより不利な繊維なんですね。

それでも何故このモヘアを夏素材として使うかというと、モヘアの通気性の良さを取り入れているからなんです。天然繊維の中では麻に次いで通気性が高い為、スーツの夏素材としては大変優れた素材と言えます。

高い通気性と清涼感のある生地感で夏でも快適に過ごせます。

以前はモヘアの混率が50%くらいの生地も結構あったのですが、それなりの重量が生じますし、かなり堅めの表面感になります。現在のように軽量でソフトな服地が人気になると、多少敬遠されていたところがあったようですが、近年のクラシック回帰の傾向でまた目にするようになってきました。

 

 

では、機能性の服地はというと

お馴染み「REDA ACTIVE」

機能性と言いましたが、一番の特徴は軽さです。なんたって目付200gは他の夏素材を優に凌駕します。

この軽さに加えての機能なんですね。

 

ではその機能とは

そのまんま載せました。機能性と言っても一つや二つじゃないんです。

もうてんこ盛り状態! こりゃ無敵と言っていいです。

敢えて言えばコーティングしたかのような手触り感に好き嫌いがあるかも。

 

 

今回は、生地の方向性が違うので簡単に比較できませんが、現代の感覚では「REDA ACTIVE」に興味を持たれる方が多いのではないでしょうか?

私個人的にはモヘアのちょと固めの高級感は好きなんですけどね。

 

 

では、今日はこの辺で失礼いたします。

 

Bigvision東銀座店  古谷

営業時間 10:30 ~ 19:30 (日祝休)

TEL 03-5565-9541

https://www.big-vision.co.jp/store/detail.php?id=657

 

 

 

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