絶対の逸品 “SUPER 160’S”
絶対の逸品 “SUPER 160’S”
■ スーパー160’s ■
“SUPER 160’S”はどのような生地でしょうか?
生地の良さを判断する基準として“SUPER ○○○ ‘S”という原毛の太さを示す数字を使います。このスーパー表示をメートル法のミクロン“μm”(1ミクロンは1000分の1ミリです)に換算しますと下記のようになります。
原毛の太さμmミクロン | 代表的なブランド | |
SUPER 80’S | 19.5 | オーダースーツエントリーモデル |
SUPER 90’S | 19.0 | |
SUPER 100’S | 18.5 | イタリア物エントリーモデル |
SUPER 110’S | 18.0 | ミドルクラス オーダースーツ |
SUPER 120’S | 17.5 | オーダー上級モデル(ZEGNA、DUNHILL等) |
SUPER 130’S | 17.0 | 伊ロロピアーナ |
SUPER 140’S | 16.5 | |
SUPER 150’S | 16.0 | 御幸毛織 ナポレナシリーズ |
SUPER 160’S | 15.5 | ←『絶対の逸品』SUPER 160’S |
このように『絶対の逸品』“SUPER 160’S”は15.5μmの細さの原毛を使って織り上げています。
「“SUPER ○○○ ‘S”と表記されていても、使用されているすべての原毛がその細さでなくても、少しでも使用されていれば表記することが可能なので注意が必要」と聞かれたこともあると思いますが、、、
ご安心ください、『絶対の逸品』の原毛の細さは(自然の毛ですので若干の個体差はございますが)平均で15.5μmの物を使用しております。
で・・・
その “SUPER 160’S”15.5μm(ミクロン)の細さを説明しますと1万円札の厚さは0.1mm(100μm)です。髪の毛は個人差がありますが、0.1mm(100μm)~0.06mm(60μm)程度、約0.08mm(80μm)前後が平均的です。絹は2~3デニール(12~19μm)、カシミヤは(12~16μm)ですのでウールですがシルク、カシミヤと同じような細さの原毛です。その品質の高さをお分かりいただけると思います。
■ 原毛から糸、そして織物 ■
原毛に撚りをかけ糸にしていきます。『絶対の逸品』では100番手(毛番手)の糸にします。番手とは1キログラムで1キロメートルといった重さと長さの単位ですので、直接糸の細さを表す単位ではありませんが、ウールの比重で計算すると約98μm(ミクロン)とされています。15.5μmの原毛を数本より合わせてこの細さの糸にします。この糸を使って生地を織り上げていきます。
『単糸、双糸』聞かれたこともあると思います。先ほどご紹介しました100番手の糸そのままでは単糸です、これを2本より合わせて作るのが双糸です。(糸の細さは50番手、約138μmになります。)
イタリアの生地ですと縦糸に双糸横糸に単糸といった組み合わせで織り上げていくことが多くイギリスの生地ですと縦横双糸で織り上げていくことが多いのですが、『絶対の逸品』では生地の手触り、軽さ、光沢感、艶感、とともに仕立て映え、快適な着用感もお届けしたいと考え、縦糸横糸とも双糸で織り上げました。
目付けは秋冬物としてはスタンダードな270g。晩秋から春先までオールラウンドにお召し頂けます。
出来上がった生地を顕微鏡で生地を拡大し、写真を撮ってみました。比較する素材は、伊REDA社(SUPER100’S)、伊CANONICO社(SUPER110’S)、伊ZEGNA社(TROFFEO※)です。
※:ZEGNA社は糸番手を公開していないためSUPER表示は分かりません。
いかがですか?
画像内の1本1本が原毛を表し、束になっているのが糸を表していますが、原毛が明らかに細く、しかも束になった糸の織り密度が高いため、隙間(写真で黒く見える部分)が少なく見え、お分かり頂けると思います。
伊REDA |
伊CANONICO |
伊ZEGNA TROFEO |
今回製作 絶対の逸品 |
■ 内モンゴル ■
SUPER 160’sといった極細原毛となりますと紡績、機織りといった工程を依頼するのも、どこの工場でもOKというものではありません。この企画を進めるにあたり、確かな技術を持ち、納得のできるコストで提供してくれる工場を探しました。そこで浮かび上がってきたのが中国『内モンゴル』の工場です。
実際、依頼するにには自分の目で確認する必要があります。そこでビッグヴィジョンの制作担当は、北京の北東、赤嶺という都市にある工場に行き工場の設備、工程を確認し発注を決めてきました。
内モンゴル、毛織物?と少し不思議な印象を持たれる方もいらっしゃると思いますが、『内モンゴル』といえば世界的なカシミヤの産地です。ですから、極細繊維を仕上げる高度な技術を持つ工場、産業が発展しました。イタリア、イギリスの名だたるブランドの生地もこちらで生産されています。
外に広がる内モンゴルの大自然の景色と、打って変わって近代化された工場内の風景。カシミヤの紡績、機織りで培われた極細原毛を使ってグレード高い織物を仕上げていきます。世界をマーケットにしたカシミヤの産地です、革新織機で織り上げています。
縫製工場、工場内部、そして内モンゴルの大自然の景色です。
■ レピア織機 ■
※レピア織機 rapier loom:
端から剣(レピア)と呼ばれるシャトルがヨコ糸を掴み中央まで運びます。それを反対側の剣(レピア)がその糸を受取り、端まで持っていく…という作業を繰り返しながら糸を織り込んでいく織機です。
両サイドから伸びてきたレピアが真ん中で握手しながら糸を受け渡し、織り上げていくイメージです。
■ お仕立て上がり98,000円です ■
ゼニア、ロロピアーナ、タリア・ディ・デルフィノ、ダンヒルといったイタリア、イギリスの生地や、御幸のナポレナにも引けを取らない品質ですが。お仕立て上がり20万、30万といった価格では、お金に物を言わせた「普通の高級品」になってしまいます。ビッグヴィジョンはあくまでコストとパフォーマンスの両立をしながらお届けしてまいります。『絶対の逸品は』お仕立て上がり98,000円でご提供させていただきます。
■ 絶対の逸品 SUPER 160’S 秋冬コレクション ■
■ 無地
A19-9401 濃紺無地 |
A17-9203 紺無地 |
A19-9407 紺無地 |
A19-9408 ブラウン無地 |
A19-9402 黒無地 |
■ ドビー(折柄)
A19-9412 濃紺ドビー |
A16-9118 黒ドビー |
■ シャドーストライプ
A19-9410 濃紺シャドーストライプ |
A19-9409 黒シャドーストライプ |
A17-9204 黒シャドーストライプ |
■ ストライプ
A19-9403 紺ストライプ |
A19-9404 グレイストライプ |
A19-9405 黒トライプ |
A19-9406 紺ストライプ |
A17-9209 濃紺ストライプ |
A17-9210 グレイストライプ |
A16-9111 グレイストライプ |
A16-9110 グレイストライプ |
A17-9211 紺ストライプ |
A17-9206 黒ストライプ |
A17-9207 濃紺ストライプ |
A17-9208 ブルーストライプ |
A16-9108 グレイストライプ |
■ シャードーチェック
A17-9212 濃紺シャードチェック |
A17-9213 紺シャードチェック |
■ チェック
A19-9411 紺チェック |
A17-9216 紺ウィンドペーン |
A17-9217 グレイウィンドペーン |
A17-9218 ブラウンウィンドペーン |
A16-9109 グレイグレンチェック |
A17-9214 紺グレンチェック |
A17-9215 ブルーグレンチェック |
いかがですか、
是非私どものショップにて色、柄、素材感、をお確かめください。
その素晴らしい発色、艶感、手触り感を実感していただけると思います。
※価格は(税抜)で表示しております。
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