時代による変化

ヨドバシ横浜店　店長の牧野です。

 

スーツのスタイルは、各国の国民性が影響していると言われます。

イタリアやイギリス、アメリカ等ある中、イギリスは貴族文化がある国。

かっちりとした印象のスーツが多いです。

今回はブリティッシュスタイルになるまでの説明です。

 

諸説ありますが、ブリティッシュスタイルの大本は貴族が着用していた「フロックコート」

貴族男性と将校以上の階級を持つ軍人が着用していたとされています。

貴族は日課があり、午前は散歩、午後は乗馬。

午前の散歩で動きやすくするのに、フロックコートのフロントカットを改良したのがモーニングコート。

午後の乗馬で乗りやすくするのに、前丈を短くし、後身頃を左右に分けるのに長いスリットを入れたのが、テールコート（燕尾服）

その日課の服装のまま過ごしていたので、昼間の正装がモーニングコートとなり、夜の正装がテールコートとなりました。

ですが元は屋外用であったテールコート、晩餐会で使用する室内用として誕生したのがディナーコート（タキシード）

その晩餐会後に男性はラウンジルームで煙草を吸いましたが、ディナーコートのままですと窮屈に感じ、

これもまた改良し、ゆとりを持たせつつ、ウエストを絞った、現代のスーツに近いラウンジコートとなりました。

 

そして、時代が進むにつれて、様々改良されながら現代のブリティッシュスタイルとなります。（ここだけザックリ笑）

 

ブリティッシュスタイルというより、フォーマルスタイルの説明がメインとなりましたが、

奥が深く面白いですよね！

 

スーツは普段お仕事で着ていると当たり前のように感じますが、知識を付けると見方も変わってきます。

是非皆様もスーツスタイルを楽しみましょう！

 

 

当店はメンズ&レディースオーダー承ります。

①レディースオーダー

⑥レディースコート

レディーススーツお仕立ては38,000円(税込41,800円)より