ビッグヴィジョン名古屋駅前店のブログにようこそ!
鈴木です。
まだまだ夏ですね~
既に立秋を過ぎていますから天気予報では「厳しい残暑」なんて言い方をしますが、本日の名古屋の予想最高気温は39℃。
まだまだメイン級の暑さなんやけど!とツッコめる程には元気です。
暑すぎて早く夏が終わってほしいと言いつつも、暑さが落ち着いてくるころにはどこか哀しい気持ちになるのが夏の不思議なところ。(暦の上では秋が始まっていますが)
言われてみれば、他の季節では終わり際にに物寂しさを感じることはないですよね。
だんだんと日の時間が短くなってきていますので、今年の夏の思い出が「暑さ」だけで終わらないような夏にしたいものです。
まあ私の夏季休暇は「風邪」で終わったんですが…
はてさて、今回は私物のジャケット、スラックスのご紹介です。
まずジャケットから。
詳しくは省略しますが、羊毛を染色せずありのままの色を活かしたあのブランドの生地を使用しています。
普段からビッグヴィジョンのHPを詳しく隅々までご覧いただいている方はわかるかも…?
今話題のエアリーライトジャケット…ではなく、兄弟分であるセンツァインテルノモデルで。
なんせかなりザラっとヘビーな質感であるため、裏地付きのセンツァインテルノモデルを採用しました。
芯やパッドをほとんど使っていないにもかかわらずこの立体感。ハリのある生地が芯地の役割を果たしてくれていますね。
所謂「仕立て映えする生地」ってやつです。
一般的に、春夏の単品ジャケットは軽快感を出す為にスーツのジャケットよりも着丈を短くする傾向がありますが、今回は生地との相性を考えしっかり長さを取っています。
トラウザーズは『ウッドヘッドファブリック』のライトグレイ無地。
安定のベルトレス&脇尾錠スタイル。
こちらもザラっとした生地で打ち込みが強く、秋冬生地に勝るとも劣らない程の重厚感があります。
日本の多湿の気候でもまずへこたれない安心感がありますね。
言ってしまえば真逆の軽くて薄い機能性素材の方が涼しいとは思いますが、ちょっとやそっとではへこたれない耐久力があり長く着れますし、なんせロマンがありますよね。
一般にハリコシが強い生地は自立しやすく、空気の通り道を確保して肌離れが良く暑い季節でも快適に着やすいのです。
ただ薄ければ涼しいとは一概に言えないのが夏生地の難しいかつ面白いところですね。
今回は上下ともに英国のしっかりした生地を使用しているので、その立体感が見て取れるかと思います。
全く同じ寸法、デザインで作ったとしても生地が異なれば仕上がりの印象は全く変わってきます。
それがスーツの面白いところの一つでもありますからね~
生地の色柄だけでなく“生地感”も加味して選んで頂くともっと幅が広がるかと!
さて、本日から秋冬物先行受注会が始まっています!
秋冬は春夏と比べて生地の表情が比較的豊かになります。
春夏には無かったフランネルやツイード等、生地の種類も増えますし、スリーピースやダブルブレストも着やすくなってきます。
今この時期にどんなのを作ろうかな~と考えているときが一番楽しいものです。
店頭には徐々に秋冬物が増えてきますから、是非お店に覗きに来てくださいね~
以上、鈴木でした!