Mr.KEIOの皆さん Part.2

まだまだ梅雨が明けませんが、皆さんお元気でしょうか?
ジメジメ鬱陶しい季節ですね。

さて
そんな外に出たくない時期ですから今月はHPを充実させ皆さんにご覧になって頂こうと思い、今月のお客様をご紹介したいと思います。

お客様は前回に引き続き、今年度の慶應義塾大学のミスターコンテスト(Mr.KEIO)にノミネートされた方。
当社がこのコンテストのスポンサーをすることになり、ステージ衣装用スーツをお仕立てしましたので、そのご紹介です。

Mr.Keio Contest 2014(社外リンク)


前回、Webで紹介したところ、多数の方からアクセスを頂きましたので早速続編のご紹介です。

では、今回1人目は・・・



■ エントリーNO.3 岩辺君 ■

>>> 岩辺君は理工学部3年生。
ブレイクダンスが得意なナイスガイですが、聞けば何でも昨年もミスターコンテストにノミネートされたそうなのですが、その時は趣味のブレイクダンスが忙しく、エントリーを辞退したというイケメン君。



男性の身体つきは野球やバスケットなど球技をやられる人は、肉付きが左右で変わるのですが、ダンス系は左右バランスが良いのが特徴で、オーダーをするに当たって体型補正があまり必要ない珍しく非常に均整が取れた身体付きでした。


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で、ご注文をお受けしたのは、ビッグヴィジョン ヨドバシ吉祥寺店
青木店長は年齢30歳ですから、そういう点では良いお兄さん役でしょうか?

ご注文の時の岩辺君はこんな感じ。
ご注文のときはイメージがつき易いよう、イラスト付のオーダーシートでご説明します。


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実際の採寸シーン

>>> そして、実際の採寸シーンはこんな感じ。
採寸箇所は基本的なところは共通で行いますが、特殊なところは参考数値として別途測定します


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本来は太ももの太さまでは測らないのが一般的ですが、スポーツをやっている若い方は概して太ももが筋肉で発達しているので、この辺を参考指標として測ります。
袖丈も、最近の若者は手足が長いですからね〜。綿密に測らないと、袖が短いなんて恥ずかしいですからね。。。

オーダー内容は・・・

>>> そんな岩辺君のオーダー内容はこんな感じでした。

■生地は・・・
生地は当社オリジナル  グレイ地に10mmピッチで淡いパープルのストライプが入ってます。

■上着は・・・

基本スタイルは20代に人気のあるスレンダーモデルV6パターン
襟の位置が高く(ハイゴージ)、襟幅細め(ナローラペル)、ハイウエスト、大きめフロントカットがポイントです。
パープルの裏地 発色の良いキュプラの裏地にしました!
チェンジポケット チェンジポケットは英国的なアイテム!
(ちょっとポールスミス風にしてみました。)

■ボトムは・・・
浅い股上 身長にもよりますが、若い方ですと股上22〜24cmがオススメ。
飾り尾錠付き ベルトループがあるので実用としては不要なのですが、差別化アイテムとして付けました。
Vスリット 小さなところですが、腰の納まりが良くなるので。
(ウエスト調整には不向きです!)

と、こんな感じで、ベーシックながらもところどころに小憎らしいディテールを入れてみました。

仕上がりは・・・

>>> さて、こんなオーダー内容だった岩辺君のスーツ。どんな風に仕上がったかというと・・・

まずは全体像
先日このスーツを着てMr.KEIOコンテストのスチール写真を撮りましたのでその写真で、、、


うぉー、格好良い!
髪の毛をセットし、スタジオで撮ったということもありますが、カッコ良すぎです!

でも、ご覧頂きたいのは(私達としては)やっぱりスーツ


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見て頂きたいポイントの1番はやっぱりスーツの襟のロール感
襟が柔らかく返っていっるところ、立体感があり、胸のボリュームが出るところが素晴らしく良く仕上がっていると思います。
意外なことですが、最近のモデルの人達は全体にスレンダーということもあり、実は胸板が薄く、男らしさが不足するケースがあるんです。
こんな時、スーツの襟のロール感とか、胸の立体感は、男らしく見せるのに非常に有効です。


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そして、気になるディテールは・・・
パープルの裏地 >>>
ちょっと派手そうに見えますが、若い方はこれぐらいでなきゃ!
本人曰く、就職活動ではボタンを留めて裏地を見せずにやります!ということでしたが、気に入って頂けたようです。


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チェンジポケット >>>
ちょっと重なりをつけたポールスミス風のチェンジポケット。
実用性よりも遊び心優先のアイテムですが、既製服ではなかなかないような良いアクセントになっています。


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パンツのアイテムもなかなか良い感じ。これくらいの股上が浅すぎず深すぎずですね。。。


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ふ〜っ、、、店長の努力の甲斐もあって、岩辺君も、とても喜んでくれました。
そこで、最後に着替え終わった後、ヨドバシ吉祥寺店青木店長と2ショット写真。
オーダースーツの仕事は、やっぱり仕上がったときのお客様の笑顔が一番です。


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■ エントリーNO.4 北代君  ■

>>> 続きましては、、、エントリーナンバー4番の北代(きただい)君
北代君は、ちょっと悪っぽさを秘めた、女性から見ると母性本能をくすぐるタイプ…という雰囲気。

初め、どんなスーツが良い?と聞くと、僕はIT系とか広告系に行きたいんですよね〜、、、とのことで、
それならトレンド感やモード感を意識したスタイルはどうか?と考え、そんなファッション誌を見ながらお互いのイメージのすりあわせをしました。
ご対応したのは、エソラ池袋店の中崎副店長


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オーダー内容は・・・

生地は当社オリジナル 紺地に10mmピッチのパープルストライプ

■上着は・・・
基本パターンは
岩辺君と同じV6パターン
岩辺君との違いは、北代君はモード系が好きだったので、わざと肘幅を詰めて袖先をフレア気味にしたり、ちょっと一ひねりをしたところ。

■腰ポケット・・・
ハッキング ハッキングは英国的なアイテムですし、視覚的なシャープさ、スリムさを狙います!

■裏地は・・・
ピンクパープル モード好みということで裏地は人気のピンクパープルにしました。
就職でも使いたいということでしたので「就活では前を開けちゃダメだよ!」と一言追加

■パンツは・・・
浅い股上 北代君もやはり股上の浅いパンツを希望していました。
3年生で来年就職活動にも使いたいとのことで、本当はあまり浅すぎない方が良いと思ったのですが、IT業界、広告業界狙いということで、股上は少し攻めることにして22.0cmと岩辺君より浅く。

・・・とデザインも結構こだわりましたが、北代君の方は別の問題もありました。それは・・・体型補正

体型補正

これは採寸をし始めて、少しずつ分かったので、採寸シーンとあわせて紹介しますと、、、

■肩幅 まずは肩幅を見ると・・・
>>> あれっ、北代さん、結構なで肩&前肩(肩が前方へ出ている体型)ですねぇ?
なで肩を目立たなくするため薄めのパッドを入れますよ。


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■襟が浮く
>>> あれ、あれっ?華奢な身体なのに胸の筋肉が発達している?
こういう方は画像のように、襟が浮いて隙間ができます。
オーダースーツの仕事は、やっぱり仕上がったときのお客様の笑顔が一番です。


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■首が細い
>>> 採寸は肩幅に合わせて見本服を着てもらいますが、見本服だと首の後ろに隙間が出来てしまいます。(通称:襟抜けといいます。)


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読者の皆さん、意外でしょ?
こんなスタイルの良いモデル体型の人でも、人間の体型はどこか標準体でないところが必ずあります。

そうそう、シャツも見本のシャツを着てもらったら、こんなダバダバな感じでした。


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・・・とそんな感じで採寸も終わりましたので次は仕上がりを見て見ましょう。

仕上がりは・・・

>>> まずは、シャツから・・・
今回はシャツも一緒に仕立てましたが、↑の見本シャツと比べると随分すっきりしたっ仕上がりになりましたね。


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上着を着る姿も悪っぽさ全開です。


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それはさておき、体型補正の点では、浮いていた襟、首の付け根の隙間はどうなったかというと・・・
中崎副店長が指示した補正がしっかり収まっていて、綺麗になっています。


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これには、はじめ少々不安そうな顔をしてた北代君もこの笑顔!


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シャツやネクタイ、裏地のコーディネートも決まって全体像はこんな感じ
どうでしょうか?なかなかバランスが取れてよいですね!




と、こちらも無事ステージに向けた衣装が完成しました。皆さん、いかがでしたか?

〜 おまけ話 〜
 ご注文を通じてお客様とは色んな話をします。(どこのテーラーもだと思いますが、、、)
今回印象的だったのは北代君の試着後の帰りの電車(帰る方面が一緒でした。)


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私: 就職活動、これから大変だね。どうするの?
北代君: 実は今日もこれからインターンシップの試験に行くんですよ〜
私: へ〜っ、慶応の学生でもインターンで試験があるの?
北代君: そうなんです。やっぱり就職を考えると少し不安で、、、
吉村さんから見て僕ってどうですか?
私: う〜ん、、、ストレートに言っていい?
君は一見すると、生意気そうに見えるよ。
北代君: えぇ、そうなんです。
私: 実は今回の採寸のときもそんな風に感じたよ。
でも、今日試着で2回目に会って見たら印象が随分変わった。
会社のことも人生のことも凄くしっかり考えているじゃない。
生意気そうに見えるのは、君の個性だから君はこのままの方が良いんじゃない?
生意気だから就職できないってことはないし、僕は年が離れているから(私45歳)少し生意気ぐらいの方が鍛え甲斐があって良いよ!
北代君: そうですかねぇ〜


・・・とまぁ、こんな会話までいたしました。
お客様に対しては私の物の言い方は少々ご不快に思う方もいらっしゃるかも知れませんが、ここは学生に人生の先輩として少しアドバイスした感じです。

でも、オーダーではこういったところもあるんです。
こんな私でも時々お偉い方では大臣のスーツの仮縫いなどに同席することがありますが、大臣のスーツも、学生のスーツも1着は1着。スーツはスーツですから。

そこに人生があって楽しいですね。スーツを着て頑張る皆さんを応援したいです。

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