ハリスツイード100周年記念とビンテージハリスのご紹介

ハリスツイード

2011年の今年は皆さんご存知の英HARRIS TWEED社がオーヴ(十字架の付いた宝珠)のトレードマークを使い始めてから100年が経つという記念すべき年。

ハリスツイードというとホームスパン(手織)のツイードでごわごわ・チクチクした触感が特徴的な素材で、昨今の柔らかい触感、細番手の生地とは趣を全く異にする存在ですが、秋冬のカジュアルシーンでは昔から根強い人気のある英を代表するブランドの1つです。

お召しになったことはなくともこのトレードマークはご存知の方も多いのではないでしょうか。

ハリスツイード





そのハリス社がこのタグを使い始めてから今年100周年ということで、BVグループではこれを記念して1/1より100th記念ハリスのキャンペーンを実施することにいたしました。
そして、これに合わせて下記7店舗ではビッグビジョンが長らく大切に保管していた20年物のビンテージクロスのハリスツイードを皆さんにご紹介いたします。

100th記念ハリスとビンテージハリスフェアーのご案内
開催期間 1/1 〜 1/31
開催店舗 全店舗(ビンテージハリス取扱店は下記ご参照)
お値段 シングルジャケット  39,500円
シングルコート    65,000円
ビンテージハリス取り扱い店舗
■ヨドバシ AKIBA店 ■東京駅地下一番街店 ■渋谷東急プラザ店 ■日比谷店
■神田須田町店 ■横浜店 ■名古屋駅前店  

※ビンテージは着数が少ないため7店舗に限定することご容赦下さい。
 100th記念ハリスは全店舗取り扱っています。

ちょっと一言・・・ハリスツイードの特徴
今年人気のハリスツイードですが、普通のツイード生地と比べると非常に特異な存在の生地です。
そこで簡単にその特徴をご紹介しますと次の通りです。

1.素材が堅くゴワゴワする。

一言でウール(羊の毛)といっても実はその種類は百種類ほどあり、それぞれ特徴を持っています。
ハリスツイードは、その中でもスコットランド北西のハリス島に棲息するチェビエット種という太い原毛の羊を使い、手織した物をさします。

このためソフトな肌触りのツイードジャケットを求める方には全く魅力のない素材ですが、そのゴワゴワ感や手織のノスタルジックな雰囲気が受け入れられ、古くから好まれている素材です。



2.弱撥水性

チェビエット種の原毛を使うことご紹介しましたが、どんなウールでも紡いだ段階では原毛には油分が入っています。
通常は紡績の段階で脱脂(油を抜く)いたしますが、ハリスは原始的な手紬ですのでこういった作業をいたしません。
このため織られた生地にも原毛に含まれる油分がそのまま残っているため、出来上がりの製品は弱撥水性を保ちます。
ハリスツイードがアウトドア向けのカジュアルジャケットや普段使いのコートに適しているのはこういった事情によるのかも知れません。



3.強い耐久性

ハリスの知られざるもう一つの特徴は、その耐久性。 普通にジャケットを使えば5年どころか10年20年は普通にお召しいただけます。
このため、ハリスをお仕立てになった方は、その後こんな形でお店に立ち寄られるケースが多いです。

<3年ごと・・・>
毎年のメンテナンスはドライクリーニングで結構です。
ですが、ウールは着用によって生地の組織に埃(ほこり)が溜まってきます。
長く着たいジャケット、風合いを取り戻したいジャケットは定期的に水洗いメンテナンスをすると生き返ります。
関連情報:スーツの水洗いメンテナンス(弊社関連会社 オーダースーツのヨシムラのサイトへ)
<5年ごと・・・>
裏地の貼り替え
ハリスは非常に強い素材ですので、使っている内に先に裏地が傷んでしまいます。
このような時は、お店にご持参頂ければ裏地の張り直しをいたします。(費用12,000円前後)
<10〜20年後>
お子さんへのリフォーム。
10年20年着たハリスは経年劣化に伴い何とも言えない風合いが出てきます。
自分が愛したジャケットを子供へも...というのは誰しもが考えることです。
以上、簡単にハリスツイードの特徴をご紹介しましたが、続いて100th記念ハリスとビンテージハリス、どのような違いがあるかご紹介いたしましょう。
100th記念ハリス

ハリスツイード

こちらは全店舗で展開してます。
100周年記念ハリスには専用の100th記念タグ(黒色)が付きます。
色柄は約20色。人気のヘリンボーンからハリスらしい大柄の格子まで。
ヘリンボーンの柄などは永遠の定番柄ですし、大柄の格子柄はトレンド色もあってとてもキュート。
用途はジャケットからコートまで。
これを3つ揃えのスーツにする人はかなりのマニアです。

ビンテージハリス

ビンテージハリス

弊社倉庫からビンテージらしい色柄を集めてみました。
※品数は多いですので、生地の具体的なイメージは取扱店でお確かめ下さい。

ビンテージハリス

そこで、簡単にビンテージ生地の特徴や違いをご紹介しましょう。

ビンテージハリスの特徴
(1)ビンテージクロスは適度に油が抜けて、ややパサついた触感が特徴。

>>>ハリスツイードの生地の原毛には油分が多く残っておりますが、それは年月の経過と共に少しずつ抜けてきます。
この油分の抜け具合が独特の素材感となり、マニアには堪らない風合いになります。

(2)旧式織機の織りなす短幅生地

>>>生地(洋服地)を織る織機は、かれこれ40〜50年前から幅150cm前後の広い幅で織られています。
一方、ハリス社はホームスパン(手織)の雰囲気を大切にしていたため比較的近年(約20年前)まで、前近代的な90cmの短幅で生地を織っておりましたが、今回のビンテージハリスはこの短幅の生地を使用しています。

ハリスツイードはかれこれ30年以上前に大流行し、その後も小さなブームを呼んだりして現代まで残っている大変貴重な服地メーカーです。

また生地の耐久性にも特徴があり、大切に使えば20年30年は保ちますから親から子供へプレゼントされたりする方も多くいらっしゃいます。
100周年を機に、ビンテージか最新版か、試されてみるのも面白いのではないでしょうか?

おすすめデザインetc
基本パターン V1(オーセンティックブリティッシュ)
フロント釦 3つボタン
腰ポケット アウトポケット
ベント サイドベンツ
※ハリスは生地が堅いためセンターベントですとご体型によってベントが開いてしまう可能性があります。
アクセント 釦・・・革のバスケット釦(定番イメージ)、ナット釦(スポーティー)
チンフラップ (アクセント)
おすすめ

ビンテージハリス

シルエットはあまりタイトにしない方がBetter
お台場仕立てはゴワつくためあまり適しません
若い方はノーパッドに挑戦してみても。
アウトドア派は背中を蛇腹にしたノーフォーク仕様など

オーダースーツにユニークさを!1月のイベントのご紹介でした。

文責:吉村(Web担当)

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